コアリーダー育成塾 代表 岡田香

経歴

愛知県⼀宮市 在住
急性期病棟 看護師⻑ 10年
教育担当10年
相談・サポート⼈数3,000⼈以上
管理者・リーダー育成⼈数︓50⼈以上
スタッフによるいじめ・接遇最低の職場を
スタッフ満⾜度97%・患者満⾜度アップ

ビジョン

「きれい事」とバカにせず
プラスの⾔葉が⾶び交う、成⻑しあう社会を創る︕
〜医療・介護・福祉業界へ⼼理的安全性を拡げる〜

代表の思い

私は1974年沖縄生まれで、6人兄弟8人の大家族の中で、元気に育ちました。

高校を卒業して愛知県で看護師となり、26年間の看護師経験のうち、10年間は看護師長として30人以上の部下と共に働いてきました。当初はスタッフからいじめを受けていましたが、7年かけて自信を持った管理者になることができました。私の体験をシェアさせていただきます。

ある看護師の話ですが、その看護師は患者さんに対して暴言を吐いたり、仕事中に露骨にイライラした態度を取ることがありました。そのため、患者さんやスタッフが怖がることもあり、私はその状況を許せず、厳しい態度で指導していました。この状態が1年ほど続いたある朝、その看護師がまた不機嫌な顔で出勤してきました。私は「イライラして出勤するくらいなら、帰っていい」と言いました。すると彼女は「皆に迷惑をかけるから、イライラしていても出勤しているんです」と答えました。この時、彼女は仕事が嫌でイライラしていると思っていましたが、「イライラしているけれど、それでも頑張って出勤しているんだ」と気づかされました。私の彼女に対する見方が一瞬で変わった瞬間でした。

それからは、彼女がイライラしている時は、熱があるのと同じだから無理をせず休むように許可しました。また、彼女自身も自分の接遇の悪さを改善したいと思っていたため、一緒に変わっていくことを決めました。そして、彼女が頑張っていることをチームで共有し見守るように指示し、3年かけて接遇を改善することができました。

この経験から、潜在意識の働きかけによって、自分の見方一つで状況を変えることができることを実感しました。

しかし、その数年後、ある医師から「岡田師長からパワハラを受けた」と言われました。最初に聞いたときは、笑いが止まりませんでした。パワハラをしていたのはその医師の方だと感じたからです。その医師は緊急の電話すら取らず、イヤミばかり言い、上司にはへこへことするような態度でした。その医師のせいで多くの看護師が疲弊していました。本来の看護の仕事よりも、その医師に怒られないように気を使い、調整する時間の方がはるかに長かったのです。

患者さんの痛みを和らげてほしいと伝えても、まったく聞いてもらえず、戦わなければ患者さんの痛みを取ってあげられないのかと悔しく感じました。最終的には院長に間に入ってもらい解決しましたが、その際も「岡田さん、院長は忙しいんだから、手を煩わせちゃだめじゃない」と嫌味を言われました。

しかし、最も腹が立ったのは、何も言い返せなかった自分自身でした。

そんな時、研修で「心理的安全性」という言葉を初めて聞きました。「みんなが気兼ねなく話せる病院にしたい」「働きづらさを払拭したい」と思い、院内研修を提案し、何度も上司と話し合いましたが、実現できませんでした。スタッフのほとんどが疲弊し働きづらいと思っているのに、何ひとつ変えることができませんでした。

しばらくして、コロナの影響で疲れ果て、15年務めた病院を退職しました。自分の将来を漠然と考えているときに、起業という働き方に出会いました。LMC協会に出会い、【AAPを拡げる協会という言葉に感動し、すぐに受講を決めました。今、私が希望を諦めずに情熱を持って歩めているのは、協会の講座を通じてライフミッションストーリーを作り、情熱を言語化できたからです。そして、自分の過去を振り返り、自分の強みや価値観を作っているものの正体を理解することができたからです。

私の強み、知りたいですか?いじめやいじわるを絶対に許さない「ぶれない軸」と、どんな人にもその人なりの正義感があると受け入れられる柔軟性、このバランスの良さが私の強みです。

今、私は法人の管理者コンサルを行っています。しかし、攻撃的な方がやってくることもありますが、その方への対峙の仕方やその方が何を求めているのかがもう分かるのです。そのおかげで、1か月で攻撃性がなくなり、穏やかになることができました。何をしたかというと、まずはしっかりと信頼関係を構築し、その後「どうなりたいか」という目標を共有し、「間違っていることはきちんと指摘し」「あなたの人生はこんなもんですか」と真剣に向き合っていくだけです。すると、自分の人生を諦めたい人なんていないのですから、彼らの言動や態度がみるみる変化するのです。

社長からも「数週間前より〇〇さんの態度が変わってきました。今まで何度言ってもやらなかったことをやるようになりました。これはすごい前進です!」また、「岡田さんがたくさんサポートしてくださっているので、理想としていた組織化ができそうです!」と嬉しい言葉をいただきました。これ、たった1か月の出来事です。

そして、自分よりも人のために頑張りすぎて自己犠牲になっている管理者には、「すでに十分頑張っている」ことを共有し、一緒にリラックスし、自分の気持ちを大切にする、相手を頼る練習をします。

人はいつからでも変われます。ただ、目の前に変わるためのきっかけや、真剣に向き合ってくれる人の存在や、理想とするモデルがいないだけです。今まで「先輩が怖い」「自分なんて役に立たない」と泣いている新人やスタッフをたくさん見てきました。実際に、今も看護師1年目の甥っ子が「自分は他の人より劣っている」と言って、大きな体の甥っ子が泣くのです。それを抱きしめながら「辛かったら、いつでも辞めていい」と話すのです。

なんだ、この生きづらい世界は!病院が大変なのはよくわかります。患者さんは生ものであり、コントロールできないこともあります。だからこそ、せめて思いやりのある人間関係を作ろう。言葉がけひとつを変えよう。みんな頑張っていると自画自賛しよう。そして、ダメなものはダメと言える勇気を持とう。誹謗中傷、いじめ、パワハラ、こんなことを見て見ぬふりしてはいけません。一人ひとりのちょっとした勇気と思いやりで、絶対に変われます。

一人でもそのような管理者を増やし、居心地の良い働きやすい病院を一つでも多く作ることが私の使命です。一時は病院から「岡田さんが怪しいことをしている」と言われて落ち込んだ時もありましたが、こうやって病院ではできなかったことが今、外からだからこそできるのだと思っています。

今、私は次の大きなチャレンジを考えています。「看護師1000人を癒す」というチャレンジです。24万人のYouTubeチャンネルを持つさとうみつろうさんの「カノン瞑想」という瞑想を看護師1000人へ届けたいと思っています。その瞑想では「本当はあの時、あなたは何を言いたかったの?」「何に遠慮しているの?」「何を我慢してきたの?」「本当はどうしたいの?」と自己対話をする瞑想です。看護師1000人で号泣し、感情をデトックスしながら癒し、心から「私たち本当に頑張ってるね」と共振共鳴したいのです。

看護協会とつながりたいと思ったら、愛知県看護協会会長から飲み会の連絡がきました。さとうみつろうさんのYouTubeにコメントしたら即レスで講演OKの返事がきました。資金のためにクラウドファンディングに挑戦することも決めました。すべてが春分の日から動き出しています!

50歳の節目として、これをやらなければ、私がすたると思っています。まだまだどこに行っても冷たい社会ばかりです。でも、病院や上司のせいにして待っていては、何も変わりません。ましてや、自分を幸せにしてくれるのは、自分以外に誰もいません。だから、私は看護師の変わるきっかけになれるよう、影響力を最大限に発揮します。どうか、皆さん、私に勇気とパワーをください!

私のビジョンは「きれいごととバカにせず、プラスの言葉が飛び交う、成長しあう社会を創ること」です。私のミッションは「人生を謳歌するモデルとなり、価値を伝えること」です。そして、仕事大好きと働く看護師を増やし、それを見た子供たちが看護師さんになりたいと思い、幸せに働ける病院、日本になったら感無量です。そして最後は、3000人くらいに惜しまれながら「私に出会えてよかったでしょ!」って、ニヤニヤと酒を飲みながら死にたいです。